日本雪崩ネットワークとは
山岳地帯が多い日本では、冬から春にかけて雪崩が多数発生します。特に今年は局地的な大雪が降り、大きな災害となりました。スキーや雪山登山などで、冬山の雪崩から身を守るにはどうしたらよいのでしょうか。その答えを提示しているのが、日本雪崩ネットワークです。日本雪崩ネットワークJANは、雪崩についての正しい知識を広めるために活動している団体です。
日本雪崩ネットワークは「世界でも有数の雪に恵まれたこの国の人々を埋もれさせるのではなく、雪の上に立たせること」というミッションを遂行することを目的としています。雪崩は雪山における最大の災害です。雪崩は発生してから15分が命の勝負と言われています。つまり救助隊や捜索隊を待っている時間は全くないということです。雪崩に遭遇した人間が自発的に身を守り、それを見ていた周囲の人間が即時捜索に当たらなければ生存の可能性はぐんと低くなってしまいます。
雪崩のメカニズムや雪崩から生き延びるための術を、日本雪崩ネットワークでは公開しています。公式サイトから手軽に閲覧できるだけでなく、セミナーや講習会・セイフティキャンプなどを企画・開催して啓蒙活動も広く行っています。知識を得ることと実技を身につけることが、雪崩から身を守るための絶対不可欠な要件なのです。
さらに手引書や雪崩通信の販売も行っています。雪崩で埋まってしまった場合、周囲の人々も雪崩対策の3種の神器を駆使してすぐに捜索に当たらなくてはなりません。本来は雪山に踏み込む人すべてが、雪崩対策を身につけておく必要があるのです。日本雪崩ネットワークはこうした教育活動を行い、雪崩による犠牲者を減らす努力を日夜続けているのです。