雪崩対策

雪崩対策

日本は山の多い国であり、冬ともなれば雪に覆われ雪崩の危険にさらされます。こうした土地で安全に生活を行うために、さまざまな雪崩対策が行われてきました。雪崩が起こりやすい山の斜面や雪道には、雪崩予防柵やスノーシェルターが設置されます。雪崩予防柵とは雪崩を防ぐためのフェンスで、高速道路に面した山の斜面などで見ることができます。1列だけでなく、何重にも設置されていることもあります。スノーシェルターとは道路自体を雪や雪崩から守る構造物で、スノーシェッドとも呼ばれています。屋根付きの簡易なトンネルのようなものや、片側だけのトンネル状のものもあります。

スキーやスノーボードを始め雪山登山など、雪山に入る機会は意外とあります。こうした際は常に雪崩の脅威にさらされていると考えましょう。誰もが雪崩対策を頭に入れて行動することが大切です。雪崩対策として有効と考えられているのは、雪崩対策の3種の神器と呼ばれる3つの道具です。つついて埋没物を探すプローブ・掘り出すショベルの他に、最も有効と考えられるのが雪崩ビーコンです。特殊な電波を一定のリズムで発信する機械で、受信・発信どちらにも対応します。

しかし雪崩ビーコンを使いこなすためには、事前に訓練をしておく必要があります。また雪崩は大変特殊な現象であるため、その特性などをよく把握しておくことが大切です。雪崩は莫大なエネルギーと質量をもって襲いかかり、埋もれてしまったら15分しか救助の猶予はないと考えられています。つまりプロの救助隊を待つ時間は無いということですね。遭難した人自身が埋まるまでに生存の確率をいかに高めておくか、周囲の仲間がいかに早く所在を確認して掘り出すかが勝負です。

こうした生存率をアップさせるための講習会が、日本雪崩ネットワークなどで開講されています。屋内で行う簡単なセミナーから、雪上で何日もかけて行うセイフティキャンプまでさまざまな講習会が行われています。雪崩対策は知識だけでは足りません。雪山に入る前にしっかりと雪崩対策を身につけ、万一の際に備えておきたいものですね。

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